住宅用化粧スレート、セメント瓦、陶器瓦に対しての下地処理方法を教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
付着物は高圧水洗(100~150㎏/㎠)で除去し、水洗い後は翌日まで十分に乾燥させてください。 ごみ、ほこり、かび、こけ、藻などの付着物は金属ブラシや研磨タワシなどで入念に除去してください。 特に瓦の端面(小口)や屋根足場の下などは高圧水洗が当てづらいので金属ブラシや研磨タワシなどを 併用し、入念に除去してください。
洋風コンクリート瓦に対しての下地処理方法を教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
塗り替え時期をむかえた洋風コンクリート瓦は基材表層に脆弱なカラースラリー層が残存している ことが多く、 これが塗料の付着を阻害します。また、表面粗度が粗いため、汚染物(ごみ、ほこり、 かび、こけ、藻など)や アクが多く含まれていますので、これらの付着物を高圧水洗(150~200㎏/㎠) で入念に除去してください。
※洗浄の目安:汚れた水が出てこなくなるまで、手で擦っても汚れがほとんど付かない程度 特に瓦の端面 (小口)や屋根足場の下などは高圧水洗が当てづらいので、金属ブラシや研磨タワシ などを併用し、入念に 除去してください。
高圧水洗の際は、アクが流れ壁面等を汚すことがありますのでご注意ください。 水洗い後は翌日まで十分に乾燥させてください。
洋風コンクリート瓦の塗装では、施工現場により基材の劣化状況にバラツキがあります。 安心できる下塗り使用量の目安を教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
経年した洋風コンクリート瓦は劣化レベルに差が出やすく、下塗りの洋瓦シーラーを塗装しても激しく 吸い込まれてしまう場合があります。その場合は基材の固着力が十分に発揮されていないおそれが ありますので、塗り回数を増やし、基材表面にぬれ感が出るまでを目安として塗付して下さい。 また、シーラー乾燥後ガムテープで基材のはがれがないかチェックし、はがれなどがある場合は再度 シーラーを塗付して下さい。
※総使用量:0.30~0.50㎏/㎡
※屋根足場の下などに塗り忘れがないようにご注意ください。
シルバー色の塗装方法について教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
シルバー色は必ずスプレー塗装してください。
ローラー・はけで塗装した場合、色むらや光沢むらが生じるおそれがあります。 塗装工程には、下塗 (ベースカラー)と上塗(トップコート)を組み合わせた高外観仕様と、 W仕様(同色2回塗り仕上げ)があります。
下塗(ベースカラー)と上塗(トップコート)の組み合わせについては色見本帳をご参照ください。
スプレー塗装時の注意事項を教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
スプレー塗装時には塗装ミストに注意を払い、周辺への十分な養生を実施してください。 また、必ず専用 シンナーを使用してください。塗膜の乾燥や仕上り外観に影響を及ぼします。
2液形塗料の使い方を詳しく教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
2液形塗料(Xトップ、Uトップ)は、塗料液に硬化剤を規定割合混合して使用してください。
※混合比 … Xトップ 塗料液:硬化剤=7:1(重量比) , Uトップ 塗料液:硬化剤=5:1(重量比)
※Uトップは塗料液(15㎏)に対し、硬化剤(1.5㎏)が2つ必要です。
また、十分撹拌した上で、ポットライフ以内に使用してください。
特に夏場はポットライフが短くなりますので注意して使用してください。
ポットライフを超えた塗料は例えゲル化していなくても使用しないでください。
※ポットライフ … Xトップ 8時間/23℃ 4時間/30℃ , Uトップ 10時間/23℃ 4時間/30℃
Xトップ・Uトップの硬化剤は共用できますか? 施工方法や塗料使用上の注意事項について
成分や混合比が異なりますので共用できません。
また、Xトップは上塗と下塗で硬化剤が異なりますのでご注意ください。(下塗はシルバー色のみに使用)
※Xトップ上塗=Xトップ上塗用硬化剤 , Xトップ下塗=Xトップ下塗用硬化剤
塗り替えで上塗りを塗装した際に、旧塗膜や下塗りから膨れや縮みが発生しましたが、原因は何でしょうか? 施工方法や塗料使用上の注意事項について
下塗りの使用量が規定より少なく、上塗りの使用量が規定より多い状態や、塗り重ね乾燥時間が不十分で
あることが考えられます。特に下塗りに水性系、上塗りに溶剤系を使用する仕様では、膨れ、縮みが生じる
可能性がありますので使用量、塗り重ね乾燥時間を厳守してください。
下塗り塗装中や塗装後に急に雨が降ってきた時はどうしたらいいですか? 施工方法や塗料使用上の注意事項について
急な雨に降られた時などは、塗膜に異状がないことを確認し十分に乾燥させた上で、再度下塗りから施工
してください。塗装後、翌日までに降雨の心配がある場合は、塗装をしないでください。
シーラー塗装時の注意事項を教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
シーラー類は粘度が低くダレやすいため、周囲を汚さないように特に屋根の勾配が急な場合などは
養生に注意してください。
少しでも希釈すると付着性が低下しますので、希釈せずに使用してください。また、残ネタは戻さないようにして下さい。
屋根足場の下などの塗り残しに注意してください。
縁切り工程について教えてください。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
住宅用化粧スレートなどの水切り部で屋根材の重なり部分に塗料が付着し詰まっていると、漏水の原因になります。
あらかじめタスペーサーなどを用いて隙間を確保した上で塗装するか、乾燥後に皮すき、ケレン棒、カッターなどを用いて溜まった塗料を除去する縁切りを行ってください。
下地の凹凸が激しいため、エクセルガードを厚く塗りたいのですが? 施工方法や塗料使用上の注意事項について
エクセルガードを規定の使用量を超えて一度に塗付しますと、空気に触れる表層のみが先に乾燥して、
中ウミ状態となり表層に縮みが起きる場合があります。厚付けしたい場合は、使用量を守り、回数を分けて
塗装してください
希釈シンナーは市販のアクリルシンナー・ウレタンシンナー・塗料用シンナーなどで代用できますか? 施工方法や塗料使用上の注意事項について
各々の溶剤形上塗り塗料には専用シンナーの設定がありますので、必ず専用シンナーを使用してください。
屋根は気温の影響を受けやすく、塗膜の乾燥バランスが崩れますと膨れや縮みなどの不具合が生じる
おそれがあります。
※気温による使い分けの目安:W(冬用)20℃以下,S(夏用)15~30℃,SS(盛夏用)25℃以上
洋瓦シーラーを長期保管していたら缶内で固まってしまいました・・・。 施工方法や塗料使用上の注意事項について
洋瓦シーラーは湿気硬化型塗料のため空気中の水分と反応して硬化が始まります。 一度開缶されましたら、 なるべくすぐに使い切るようにしてください。 開缶後長期保存しますと缶内で反応が進みゲル化することが有ります。
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